建築一式工事とは
建築一式工事とは、「総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事」であり、複数の専門業者に対し指導・監督を行う業種を意味します。
勘違いされる方は「建築一式工事」の許可を取得していれば、自社で請け負った、住宅の建設に関して、自社の職人にて住宅建設に必要な「大工工事、内装工事、電気工事」の許可がなくても行えるものと勘違いされています。
建築一式工事は自ら複数の工事を行えるわけではなく、住宅建設に必要な業者を手配、監督する仕事となります。自らが元請けとなり下請けに工事の依頼をして、工事を完成させるのが建築一式工事の業種となります。
もし、建築一式工事を取得している業者が新築工事を手がける場合で、自社で「大工工事」を行い、他の部分は下請けに依頼するときには、「建築一式工事」と「大工工事」の許可が必要となります。（建築一式工事については①１件の請負代金が１５００万円未満の工事②請負代金の額にかかわらず、木造住宅で延べ面積が１５０㎡未満の工事、大工工事については500万円未満の場合には許可不要です。）
