新規申請の際の財務諸表
建設業許可申請を新規で行う際には財務諸表と呼ばれる書類を作成して添付しなければなりません。
この書類は法人と個人で用意するものが違います。
法人は「貸借対照表」「損益計算書」「株主資本等変動計算書」「注記表」「附属明細表」「事業報告書」で個人では「貸借対照表」「損益計算書」です。
作成方法について
財務諸表の作成については建設業法に基づいて作成する必要があるため、法人では税理士が作成した決算書を元に建設業許可用に作り替える必要があります。
個人の場合も法人と同様、確定申告の際に作成した決算書を元に建設業許可用に作り替える必要があります。
新規に立ち上げた法人の場合
許可を取得するにあたり新たに法人を設立して設立した法人で許可を取得する場合、決算を迎えていないためどのような財務諸表と用意すれば良いのかですが、新たに設立した会社は「開始貸借対照表」を用意すればよいことになっています。
開始貸借対照表とは
開始貸借対照表とは会社の設立時に会社が保有している資産になります。
会社設立直後は通常金銭出資をして資本金があるだけの状態です。
500万円(資本金)を用意して会社を設立したとします。
その場合、設立直後の会社の資産は出資した500万円だけなので開始貸借対照表の純資産は500万円になります。
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